美味しくいただくために

瓶の中は生きている。こんなことに気をつけて!
ワインや日本酒などにくらべて、ついぞんざいに扱われがちなビール。
でも、鎌倉ビールは、防腐剤や酸化防止剤をいっさい加えていない自然飲料です。
美味しさを引き出してくれる生きた酵母のために、
できるだけデリケートに扱っていただきたいのです。

冷やしすぎは美味しさ半減!

「ビールはキンキンに冷えたのでないと・・・」とよく言われますが、これは喉ごしの快感にとっての条件であって、ビール本来の苦味や香りをとらえるには冷やしすぎは感覚を麻痺させてしまいます。

それでは、美味しく飲める適温とは?
一般の大手メーカーの低温で造る下面発酵ビールは、醸造課程の温度に合わせて4度前後が適温といわれていますが、上面発酵酵母でつくる鎌倉ビールは、13度〜14度と高めです。

もちろん、温度の好みは飲む方それぞれですが、他とはちがうビールの旨さを味わっていただくなら、いつもより少し高めの温度をおすすめします。

賞味期限が美味しさの目安

ビールの美味しさは、製造法だけでなく鮮度にも関係します。生きた酵母が詰まっている鎌倉ビールには、賞味期限があります。では、期限に近づいたらまずくなるのかというと、そうではありません。できたてのビールが持つ本来の香りや風味が、時間がたつと多少変化するということですので、人によっては案外そのほうが美味しいと感じることもあるかもしれません。

とはいえ、冷蔵庫のドアポケットに入れておいて、開閉するときの衝撃でも酵母にはストレスとなりますので、お手元に届きましたらなるべくお早めにお召し上がりください。

鎌倉ビールは要冷蔵

野外に置いていたコップのビールを飲んだ時、日なた臭い味にまずいと思ったことはありませんか。これは、日光によってホップの成分が変化してしまうからです。 ビール瓶のほとんどが暗い褐色なのは、直射日光の影響を受けないようにするためです。
日光だけでなく、蛍光灯の灯りも酸化を早めます。室内だからといって、蛍光灯の下にコップのまま長時間放置すれば、あっという間に味も変わってしまいます。

ご家庭での保存は冷蔵庫などの冷暗所に。生きた酵母をそのままに瓶詰めしているため、常温で長期間保存されますと、酵母の働きが活発になり、ビールの状態が急激に変化する場合があるからです。たとえば、ビール内に溶け込んでいる酵母が大量に沈殿したり、泡立ちが非常に多くなったり、逆に少なくなったり・・・。とはいえ、よほどのことがなければ、味や品質に問題が出ることはありません。時間とともに変化する味わいが楽しめるのも、酵母が生きたビールならではの醍醐味といえます。

また、買ってきたばかりのビールは、振動や衝撃を受けて瓶の中の炭酸ガスが不安定になっています。まろやかな泡、味わいにこだわるなら、半日ほど静かに寝かせてあげましょう。

グラス選びも美味しさのポイント

ビールを飲む時、コップ、ジョッキあたりが一般的です。泡がきめこまかくつげるという事から、焼き物のビアマグも人気です。
グラスの形は、見た目の善し悪しだけでなく、ビールを美味しく飲むための重要なポイントです。そして、より深くビールを楽しむのであれば、本当はビールのタイプによって使い分けてみてください。

フルーティーな香りを大切にする鎌倉ビールは、じっくりと深く味わっていただくために、足付きのチューリップ型エールグラスがおすすめです。底に適度な丸みがあり、ゆるやかなとっくり状のグラスなら、ビールの中の炭酸ガスを保ち、泡もきめ細かく立つので、美味しくいただけます。

そして、泡が大事な美味しさを逃がさないように、きれいなグラスであることは言うまでもありません。油分、洗剤、ホコリが少しでも残っていると泡立ちが悪くなります。洗ったあとは、ふきんで拭かずに、さかさまにして自然乾燥させましょう。